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大阪でニセ水道局員が急増

大阪でニセ水道局員や電気工事業者を装って、家庭に入り込み、点検料を請求したり、強姦などの犯罪を犯す者が増加中とのことです。

オレオレ詐欺が、オレオレ詐欺でなくなって、「母さん助けて詐欺」となったようですが、犯罪はそのような改称が追い付かないぐらい進化していっています。

このニセ水道局員の手口などは、昔からある「消防局の方から来ました」と言って、消火器を売りつける消火器詐欺と同じように見えますが、加害者、被害者の両方が、過去とは異なる背景をもつのではないかと思います。

過去そうした加害者は恐らく独立した、詐欺専門の人間だったと考えられますが、現在は、オレオレ詐欺同様に組織に属した者がやっているのだと思います。また、被害者の側も、過去はたまたま都会慣れしていない、そうした詐欺に免疫のないものが騙されてしまったのだと思います。それが現在では、相当組織的にカモとして選ばれた弱者が狙われているのではないでしょうか。

オレオレ詐欺もそうですが、犯罪がネットワーク化するということは、社会の一勢力の強い、肯定的な認識があるのだと思います。もちろん、厳しい法律で追い詰められている暴力団が中心となる例も多いことでしょうが、それ以外に、現在の格差社会であぶれてしまったものが、その手法を肯定してしまっている、肯定せざるえない環境があるのではないかと考えます。

格差社会や年収100万円時代の到来がニュースとして度々話題に上っていますが、それが意味するものは何なのか。私はそれが、社会に対する幻滅と絶望ではないかと思います。

その幻滅と絶望が一定数を超えたとき、これまで日本が誇ってきた安全や公衆道徳の水準が一気に崩壊するのではないかと心配です。

近年、生活保護者に対する厳しい見方が強まる一方ですが、一部の不心得者を処罰するために、本当に生活保護を必要とするものを瀬戸際に追いやるようなことは是非止めて欲しいものです。こうした経済の底辺にいる人たちの教育度とモラルこそがこれからの日本の安全性を確保していくのだと思うからです。

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